【完全ガイド】SDGsとは?初心者のための分かりやすい網羅書

Sustty編集部です。

マリモっち
SDGsについて知りたいなあ。
ここ最近、耳にするようになったけど、17個もあるみたいだね。どれがどれなんだかよくわからないから、細かな解説で整理された「まとめ書」みたいなのがあったら嬉しい。

こんな疑問に答えていきます。

この記事を書いている僕は、大学院卒でサステナビリティの資格(GRI)を所有する社会活動家です。持続可能な社会づくりに興味があり、各種活動をしています。

本記事では「【完全ガイド】SDGsとは?初心者のための分かりやすい網羅書」について紹介します。当記事を通して、SDGsを身近に感じ、少しでもsdgsに取り組むキッカケになれたら嬉しいです。

 

SDGsとは?初心者のための分かりやすい解説

はじめに、SDGsについて紹介します。

 

SDGsとは?初心者のための分かりやすい概要

SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴールに分かれていて偏りなく「持続性」を推進できるように作れています。

 

SDGsの文字の意味とは?

SDGsとは「持続可能な開発目標」と言う意味で、英語で言うと「Sustainable Development Goals」になります。英語表記の頭文字をとると「SDGs」になります。

 

SDGsは何のために作られたの?

世界では、1900年代から「世界の持続可能性」について話し合いが始まり、未来に向けた持続性の取り組みを行ってきました。

その中でも最も幅広く行われているのが国連が発表している開発目標です。

SDGsは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)別ウィンドウで開くの後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。

また、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind」ことを誓っており、先進国・発展途上国が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

 

SDGsの構成とは?

SDGsは、17のゴールに分けられており、それぞれのゴールを達成するために細かく決められてた169のターゲットから構成されています。

 

SDGsとは?17のゴールを初心者のために分かりやすく解説

次のSDGsの17のゴールについて分かりやすく解説していきます。

SDGsの17のゴールの全体像

SDGsには17のゴールが決められています。具体的には次のとおりです。

✔︎SDGsの17のゴール

SDGs1:「貧困」に関する目標

SDGs2:「飢餓」に関する目標

SDGs3:「健康」に関する目標

SDGs4:「教育」に関する目標

SDGs5:「性差別」に関する目標

SDGs6:「水・トイレ」に関する目標

SDGs7:「エネルギー」に関する目標

SDGs8:「仕事」に関する目標

SDGs9:「基盤」に関する目標

SDGs10:「平等」に関する目標

SDGs11:「」に関する目標

SDGs12:「買い物」に関する目標

SDGs13:「気候変動」に関する目標

SDGs14:「」に関する目標

SDGs15:「」に関する目標

SDGs16:「平和」に関する目標

SDGs17:「繋がり」に関する目標

それぞれについて分かりやすく紹介します。

 

SDGs1とは?「貧困」に関する目標

✔︎SDGs1の分かりやすいまとめ

困り事:すごくお金のない人が16%

ゴール:貧困をなくそう

SDGs1は「貧困」に関する目標です。世界では、極度な貧困(すごくお金がなくて生活がきびしい状態)の人が6人に1人います。そうした貧困の問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs1とは?貧困の問題と「貧困をなくす」ための持続可能な開発目標

 

SDGs2とは?「飢餓」に関する目標

✔︎SDGs2の分かりやすいまとめ

困り事:明日ご飯があるか不明な人10%

ゴール:飢餓をなくそう

SDGs2は「飢餓」に関する目標です。世界では、明日の食事が取れるか分からない状態の人が10人に1人います。そうした飢餓の問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs2とは?飢餓の問題と「飢餓をなくす」ための持続可能な開発目標

 

SDGs3とは?「健康」に関する目標


✔︎SDGs3の分かりやすいまとめ

困り事:5歳以下で3.9%死亡

ゴール:すべての人に健康と福祉を

SDGs3は「健康」に関する目標です。世界平均では、5歳までの死亡率が3.9%(日本では0.2%)と高く、守れる命が守れない格差が生じています。この他、命、健康に関わる問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs3とは?健康の問題と「すべての人に健康と福祉を」実現するための持続可能な開発目標

 

SDGs4とは?「教育」に関する目標


✔︎SDGs4の分かりやすいまとめ

困り事:5人に1人学校いけない

ゴール:質の高い教育をみんなに

SDGs4は「教育」に関する目標です。世界では、5人に1人が学校に行くことができず、必要な教育を受けることができません。教育を受けられないと、貧困の連鎖が始まるなどの問題が生じます。こうした教育の問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs4とは?教育の問題と「質の高い教育をみんなに」を実現するための持続可能な開発目標

 

SDGs5とは?「性差別」に関する目標

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✔︎SDGs5の分かりやすいまとめ

困り事:男子の2倍、学校に行けない

ゴール:ジェンダー平等を実現しよう

SDGs5は「性差別」に関する目標です。世界の多くの場所は、女性に対する性差別があり、教育、学校への合格基準、雇用率、給料などで女性が不利益を受けるケースが見られます。こうした性差別の問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs5とは?性差別の問題と「ジェンダー平等を実現しよう」のための持続可能な開発目標

 

SDGs6とは?「水」に関する目標

✔︎SDGs6の分かりやすいまとめ

困り事:33%の人に水道がない

ゴール:安全な水とトイレを世界中に

SDGs6は「水とトイレ」に関する目標です。世界では、水道の普及がまだまだ進んでおらず、1/3の人々は水道のない生活を送っています。また、安全な水を確保することができないために、年間約180万人もの子供が「水」を原因として死亡しています。

SDGs6は、こうした水の問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs6とは?水の問題と「安全な水とトイレを世界中に」の持続可能な開発目標

 

SDGs7とは?「エネルギー」に関する目標

✔︎SDGs7の分かりやすいまとめ

困り事:沈没している島がある

ゴール:安くて安全なエネルギーを皆に

SDGs7は「エネルギー」に関する目標です。エネルギーは電気、動力など、今となっては生活に欠かせない重要なインフラです。一方、その利用のせいで地球温暖化を進行させ、世界の島々が海に水没し始めています。

SDGs7は、こうしたエネルギーの問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs7とは?「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」するための持続可能な開発目標

 

SDGs8とは?「仕事」に関する目標

✔︎SDGs8の分かりやすいまとめ

困り事:10人に1人が児童労働

ゴール:人間らしい生産的な仕事を

SDGs8は「仕事」に関する目標です。仕事は、社会をつくる、生計を立てていくために大切な活動ですが、一方で、行きすぎた経済や差別のために、悪い労働環境で働いている人は、子供でありながら強制的に仕事にかりだされる現実があります。

SDGs8は、こうした仕事に関する問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs8とは?「働きがいも 経済成長も」するための持続可能な開発目標

 

SDGs9とは?「基盤」に関する目標

✔︎SDGs9の分かりやすいまとめ

困り事:37億人にネットがない

ゴール:産業と技術革新の基盤を作ろう

SDGs9は「基盤」に関する目標です。産業、技術革新には、インフラが必要になり、それらをまとめた「基盤」が必須になります。国によっては、産業を興したい、技術革新をしたいと思っても、輸送網がなかったり、研究設備がなく、研究ができない場所がたくさんあります。

SDGs9は、こうした基盤に関する問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs9とは?社会の基盤に関する問題と「産業や技術革新をつくるため」のための持続可能な開発目標

 

SDGs10とは?「差別」に関する目標

✔︎SDGs10の分かりやすいまとめ

困り事:80%の障害者が途上国生活

ゴール:国や人の不平等をなくそう

SDGs10は「平等」に関する目標です。平等は、努力を無下にしない上でも大切な社会基盤です。一方、生まれながらに多くの不平等に囲まれ、苦しい生活を強いられている人々がいます。

SDGs10は、こうした平等に関する問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs10とは?格差に関する問題と不平等をなくすための持続可能な開発目標

 

SDGs11とは?「街」に関する目標

✔︎SDGs11の分かりやすいまとめ

困り事:年間800万人が大気汚染で死亡

ゴール:住み続けらる街づくりを

SDGs11は「街」に関する目標です。日々暮らしている街は、私たちの安全・健康を守る上でとても重要な役割を果たしています。一方、街によっては、大気が汚れていたり、ゴミによる不衛生から病気になってしまう人もいます。

SDGs11は、こうした街に関する問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs11とは?「住み続けられるまちづくり」に関する持続可能な開発目標

 

SDGs12とは?「買い物」に関する目標

✔︎SDGs12の分かりやすいまとめ

困り事:資源の収支が年間−60%

ゴール:循環できる消費サイクル

SDGs12は「買い物」に関する目標です。日々暮らす中で、食べ物、衣類、家具など買い物は必須です。しかし、地球が保有している資源には限りがあります。現在、地球が年間で生産している資源量に対して、人間の消費は160%程度で、年間の収支では「−60%」になり、凄まじいスピードで地球の資源がなくなっています。

SDGs12は、こうした街に関する問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs12とは?ものづくりと消費に関する問題と持続可能な開発目標「つくる責任 つかう責任」

 

SDGs13とは?「気候変動」に関する目標

✔︎SDGs13の分かりやすいまとめ

困り事:20年前比で大災害1.7倍

ゴール:気候変動に具体的な対策を

SDGs13は「気候変動」に関する目標です。人間活動の影響で、地球の温暖化されていることが明らかになり、温度化の影響により、地球は壊滅的な変化の危機にさらされています。

SDGs13は、こうした気候変動に関する問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs13とは?地球温暖化の問題と持続可能な開発目標「気候変動に具体的な対策を」

 

SDGs14とは?「海」に関する目標

✔︎SDGs14の分かりやすいまとめ

困り事:プラスチック誤飲の魚10-35%

ゴール:海の豊かさを守ろう

SDGs14は「海」に関する目標です。海は「食べ物・医薬・気温・汚物の浄化」など、人間社会を支えている母なる自然です。一方、人間活動の影響により、海洋破壊が進み、海洋生物の減少が著しいことが問題になっています。

SDGs14は、こうした海に関する問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs14とは?海の問題と「海の豊かさを守る」ための持続可能な開発目標

 

SDGs15とは?「陸」に関する目標

✔︎SDGs15の分かりやすいまとめ

困り事:毎分東京ドーム2個分の森林減少

ゴール:陸の豊かさを守ろう

SDGs15は「陸」に関する目標です。陸は、人間が生活している基盤であると共に、食べ物、CO2の削減、飲料水の浄化など、さまざま役割を果たしています。一方、人間活動の影響により、地球全体では毎分2個分の森林が減少しており、土壌悪化、気候変動の加速、生物多様性の減少などが危険視されています。

SDGs15は、こうした陸に関する問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs15とは?陸の問題と「陸の豊かさを守ろう」のための持続可能な開発目標

 

SDGs16とは?「平和」に関する目標

✔︎SDGs16の分かりやすいまとめ

困り事:4人に1人が紛争・災害の被害児

ゴール:平和と公正をすべての人に

SDGs16は「平和」に関する目標です。日本はとても平和なので、日本人に「平和とは?」と聞いても実感がわかないかも知れません。一方、世界では紛争、災害の影響で命の危険にさらされながら今日を過ごす子どもたちで全体の25%、4人に1人もいます。

SDGs16は、こうした平和に関する問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs16とは?平和の問題と「平和と公正をすべての人に」のための持続可能な開発目標

 

SDGs17とは?「繋がり」に関する目標

✔︎SDGs17の分かりやすいまとめ

困り事:ODA前年比ー4000億円

ゴール:パートナーシップで達成!

SDGs17は「繋がり」に関する目標です。SDGsは世界のたった1人が取り組んでも目標を達成できません。多くの人、多くの国がパートナーシップを持ち、協同して共有の目標に向かって取り組んでいく必要があります。

SDGs17は、こうした繋がりに関する問題をなくすために設定された目標です。

さらに詳しい情報を次の記事で紹介します。

> SDGs17とは?繋がりの問題と「パートナーシップで目標を達成しよう」のための目標

 

SDGsとは、未来にわたって、全ての生物の笑顔ある安心な暮らしを持続するための目標です

本記事は「【完全ガイド】SDGsとは?初心者のための分かりやすい網羅書」について紹介しました。

ここまで、SDGsについて全ての番号について見てきましたが、全体を総括すると「持続可能な開発目標」であり、その先には地球に住む全ての生物の持続的で安心な暮らしがまっています。

2020年前後は、地球が壊滅的な変化点にあると言われており、今の行動の変化が今後の地球の姿を大きく変える分水嶺になっています。

 

今、SDGsの行動を起こそう

このほか、SDGsに特化したSNSの「Sustty」のサイトでは、SDGsのSNSとして様々なSDGsの具体例が紹介されています。

1人1人の影響は小さいかもしれませんが、みんなが取り組むと「チリも積もれば山となる」で、大きな影響になります。

ぜひ活動を参考に、世界を持続可能にしていきましょう!

https://sustty.com

また、Sustty-noteのサイトでは、SDGsに関わる様々な情報を掲載しています。宜しければぜひご参考にしてください。

>【完全ガイド】SDGsとは?初心者のためのわかりやすい入門書

 

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