電気自動車とは?初心者でも出来る超簡単な見分け方も紹介!

Sustty編集部がお届けするSDGs情報です。

マリモっち
SDGsの推進において、電気自動車の導入が1つの活動例になることをみた。
でも電気自動車とは、どんなものなんだろう?
分かりやすい見分け方を知りたい。

こんな疑問に答えます。

この記事を書く私は、社会人になってからSDGs関連、環境関連の活動を続けている社会活動家で、電気自動車を利用しています。

自動車の利用は、個人の生活においてCO2排出量の第2位を占める、とても問題ある行動です。その解決策の1つとして電気自動車が注目され、SDGsの観点、気候変動の観点から注目が集まっています。

本記事は「電気自動車とは?初心者でも出来る超簡単な見分け方も紹介!」について紹介します。

電気自動車の利用を検討している方の参考になれたら嬉しいです。

電気自動車とは?

はじめに、電気自動車について紹介します。

電気自動車とは?

電気自動車とは、車の中にある電池に電気を使って充電し、その電気を使ってモーターを回して走る車のことです。

風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー(または自然エネルギー)から充電すると、究極のエコカーになるために、とても注目されています。

 

電気自動車のメカニズム

電気自動車のメカニズムは、電気を使って走ることです。

とても簡単な例に「ミニ四駆」があります。ミニ四駆は電池を使ってモーターを回し、走ることのできる車で、小学生でも作ることのできるとても簡単な仕組みで出来ています。

実際の電気自動車の場合は、さまざまな制御があるためにもっと複雑なシステムになっていますが、本質的な部分だけを抜き出すと「電気を使ってモーターを回して走っている」という点になります。

 

電気自動車の種類

最近の車の種類をみると、アルファベットだらけで、どれがどれだか分かりにくいですよね。

車は、ガソリンの利用や電気の利用によって分類分けがされていて次のとおりになります。

参照:synthesist

この表の中で、電気自動車は1番左の列の「電気自動車(BEV)」になります。BEVとは「Battery Electric Vehicle」の頭文字をとったものになります。

注意)電気自動車?電動自動車

上の表の中には「電動自動車」という種類もあり、電動自動車には「ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車・電気自動車・燃料電池車」の4つにマル付されています(緑部分)が、電気自動車と電動自動車は異なる意味で使われます。

電気自動車は、電気を充電し、電気を使ってモーターを回して走る車。

電動自動車は、◯◯で電気を充電し(作り)、電気を使ってモータを回して走る車。例えば、ハイブリッド車の場合、ガソリンを使って電気を作ります。燃料電池車の場合、水素を使って電気を作ります。

似た言葉ですが、電動自動車の方が広い意味になります。同じ「電」がつくために混同されやすいですが、電動自動車にはガソリンを使用するハイブリッド車も含まれるため、しっかりと違いを抑えておきましょう。

電気自動車の良いところのおすすめ3点

電気自動車の良いところのおすすめ3点を紹介します。

✔︎電気自動車のおすすめ3点

①環境に優しい(気候変動対策)

②燃料代が安い

③(今後)スタンドに行く回数が減る

①環境に優しい(気候変動対策)

電気自動車の良いところの1つは「環境に優しいこと」で、気候変動の対策につながります。

今までに主流だった「ガソリン車」は、ガソリンを燃焼させ、その力で走っています。ガソリンを燃料させるとCO2(二酸化炭素)という排気ガスを発生し、そのCO2(二酸化炭素)は地球温暖化の原因となり、気候変動の加速に繋がってしまっています。

電気自動車は、電気だけで走るので、CO2(二酸化炭素)を含む排気ガスを発生しません。

そもそも、昨今の電気自動車ブームの火付け役として知られる車メーカー「Tesla(テスラ)」のミッションは二酸化炭素の原因である「石油からの脱却」であり、動力を総合的に考えると、各種の自動車の中では電気自動車が最も環境に優しくなりうる、と考えられます。

一方、電気自動車を環境に優しくするためには大きく下の2つの重要なポイントがあり、これら2つを掛け合わせることが今後の課題になっています。

再生可能エネルギー源の利用(一般の人ができる)

電気自動車に充電する電気を「火力発電(石油・石炭を使って電気を発生させる発電方式)」から作っていたら、排気ガスを発生させる場所が車本体から発電所に変わっただけで、本質的には変わりません(注意:発電効率は変わるので環境的には改善されます。)。

電気自動車を、より環境的に使いたい場合は、充電する電気を再生可能エネルギー(風力発電や太陽光発電など)に変えることで、真にCO2(二酸化炭素)を発生させない究極のエコカーの利用になります。

 

原材料・生産における脱石油化(メーカーができる)

また、電気自動車の脱石油化における現在の課題の1つは原材料・生産におけるCO2排出性の問題です。

ガソリン車などと違い、電気自動車は電池をたくさん使っています。現在、電気自動車に使用されている多くの電池は「リチウムイオンバッテリー(LiB)」であり、LiBの構成はカーボン材料や有機電解液などたくさんの「炭素(C)」を含んでいるため、仮に車を燃やして廃棄する場合には、ガソリン車に比べて、電気自動車では多くのCO2(二酸化炭素)を出してしまいます。

そのため、電気自動車をより環境的に優しくするには「バッテリーの再利用」や「バッテリー構成の脱石油化」が今後の注目になっていくと話題になっています。

 

②燃料代が安い

電気自動車の良いところの1つは「燃料代が安い」ことです。

「燃料」と言っても、電気自動車では燃料は使わず電気を使うのですが、金額面でいうと「同じ距離をガソリン車または電気自動車で比較した時に、電気自動車の方が安くなる」ということです。

燃費20km/Lのガソリン車と電費6.25km/kWhの電気自動車で比較すると、kmあたりの金額は次のとおりです。

・ガソリン車:820円/100km

・電気自動車:400円/100km

(ガソリンを165円/L、電気代を25.19円/kWhとして計算)

現在のところでも、同じ距離を比較すると、電気自動車の方が半分ほどの値段で走ることができ、お得になります。

 

③(今後)スタンドに行く回数が減る

電気自動車の良いところの1つは「スタンドに行く回数が減る」ことです。

電気自動車は、いわば携帯電話のような「家電」です。携帯電話を充電するために、わざわざ充電スタンドまで行きませんよね。電気自動車も携帯と同じように家のコンセントから充電できるため、今後の電気自動車の台数の増加に伴って、充電スタンドの設置がスムーズに拡大していくと、現在あるような「充電スタンド(現在はガソリンスタンド)」が増えるのではなく、駐車場に備え付けの「駐車場設置式の充電スタンド」が増えていくことが想定されます。

その場合、電気自動車の充電は家に帰ってこればOKなので、現在のようにわざわざスタンドに行って補給する必要がなくなってきます。

スタンドに行くには、時間もお金も燃料もかかるため、損失が大きいのです。

携帯を充電する感覚で自動車を充電できるのが電気自動車の良さの1つです。

 

電気自動車の超簡単な見分け方2点

電気自動車の特徴を説明してきましたが、実際、街中で走っている電気自動車を知るためにはどこを見れば良いのでしょうか?

簡単な見分け方を2つ紹介します。

✔︎電気自動車の見分け方

①マフラーがない

②充電スタンドで充電している

①マフラーがない

参照:レスポンス

従来までの車の後ろ側には排気ガスを出すための「マフラー(丸い筒のようなもの)」が付いていました。

しかし、電気自動車では排気ガスが出ないためにマフラー自体がありません。後ろから見ると、排気ガスの出る筒がない場合、電気自動車である可能性が高いです。

(デザインを重視し、マフラーを隠すようにしているガソリン車もあるため、よく見る必要があります)

 

②充電スタンドで充電している

参照:EVsmart

電気自動車の見分け方の1つは「充電スタンドで充電しているか」です。

これはとても簡単で、充電スタンドは現在の規制の都合、ガソリンスタンドに併設することはできません。そのため、ガソリンスタンドで電気自動車を充電することができないため、電気自動車は専用の充電スタンドで充電しています。

最近、今までは見かけなかった場所で、自動車が線で繋がれて給油しているような姿を見ることはないでしょうか?

それはまさしく電気自動車が充電されている状態であり、電気自動車を見分ける最も簡単な方法です。

 

新しいものを知って、電気自動車を身近に使用しよう!

本記事は「電気自動車とは?初心者でも出来る超簡単な見分け方も紹介!」について紹介しました。

電気自動車はガソリン車に比べると時代が短く、不明な点も多いと思います。

本記事が電気自動車について知るキッカケになれていたら嬉しいです。

また、当サイト内では、SDGsに関するさまざまな情報を発信しているので、持続可能な未来づくりに貢献したい場合にはぜひご参照ください!

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