【体験型】厳選!一度は泊まってみたいSDGs・地球を感じるサステナブルな旅館

Sustty編集部がお届けするSDGs情報です。

マリモっち
SDGsに取り組みたいけど、何かキッカケが欲しい。
本を読むのはめんどくさいし、せっかくなら体験型の活動を通して、SDGsや地球環境を考えることのできる旅館、ホテル、キャンプなどの宿にいってみたい。
どんな宿があるんだろう?

こんな疑問に答えます。

この記事を書く私は、社会人になってからSDGs関連、環境関連の活動を続けている社会活動家です。気候変動や環境破壊に関心があり、SDGsアクションの促進をしています。

本記事は「【体験型】厳選!一度は泊まってみたいSDGs・地球を感じるサステナブルな旅館」について紹介します。

SDGsを含めた、地球環境、人権、生物多様性を考えるキッカケにしてもらえたら嬉しいです。

SDGsを感じるサステナブル旅館のポイント

普段の生活から離れた旅、せっかくなら普段では体験できないような活動をしたいものですよね。サステナブル・SDGsを感じる上でチェックしたいポイントについて紹介します。

✔︎SDGs・サステナブル旅館のポイント

① 体験型活動

② 宿自身がサステナブル

③ テーマ性

① 体験型活動

SDGs・サステナブル旅館のポイントの1つは「体験型活動を宿泊を通して楽しめるか」です。

SDGsはグローバルに決められた世界共通の開発目標であり、それ自体は本・ネットでも学ぶことができます。でもせっかくの旅行になるので、何かしたら「体験」できるものが良いですよね。

SDGs・サステナブルな旅館をチェックするときは、旅館の宿泊を通して、SDGsやサステナブルに関連した学びを直に体験できるようなモノの方が得るものが大きいです。

 

② 宿自身がサステナブル

SDGs・サステナブル旅館のポイントの2つ目は「宿自身がサステナブルか」です。

どんなに素晴らしいサステナブル・SDGs体験を提供をしても、その体験を実現するために、地球を汚し、人権を無視し、生物を無作為にダメージを与えるようなものでは、本当の意味でのサステナブル性を学ぶことができません。

サステナブルな行動というのは、目に見えるサービスだけでなく、そのサービスが作られる全ての過程を含んで感じられ、考えられ、評価されるものです。

サステナブル旅館に泊まる場合には、その旅館自体がどれだけ広範にSDGsに対して向き合っているのかもチェックしましょう。

 

③ テーマ性

SDGs・サステナブル旅館のポイントの3つ目は「テーマ性」です。

「サステナブル」と言っても、実はとても多岐にわたります。「地球環境、生物多様性、人権、平等、、、」その代表例がSDGsであり、SDGsにおいては全17つのカテゴリーに分野が分かれるほど、サステナブルということを考えるにおいては、幅広い視点が必要になります。

そのため、サステナブルな視点を体感するために宿泊する場合は、それぞれのサステナブル性の「テーマ性」についても注目することで、片手落ちではないバランスの良いサステナブル知見を得ることができます。

 

厳選!一度は泊まってみたいSDGs・地球を感じるサステナブルな旅館

以上のポイントを踏まえ、一度は泊まってみたい、SDGs・地球を考えるサステナブル旅館のおすすめを紹介します。

 

KURKKU FIELDS「TINY HOUSE VILLAGE」/千葉・木更津

米ポートランド発祥の新たなライフスタイルである”タイニーハウス”なら、
キャンプやグランピングとも、また一味違う宿泊体験を楽しめる

特に関連の強いSDGs:2、6、7、11、12、13、15

キーワード:農業、エネルギー、水

千葉県、木更津にあるKURKKU FIELDSの「TINY HOUSE VILLAGE」。独特な形の宿、テーマごとにさまざまな内装になっています。

牛飼いの家族が仕事の合間に休んだり束の間の安息を得られる場所。」「干し草の匂いがふわっとしそうなサイロは子供達の最高のひみつ基地。」「村の外れにある丘の上の家は街に住む老夫婦の週末小屋。

あなたはどれがお好きでしょう?

施設内には、オーガニックファーム、エディブルファーム(ハーブや野菜からエディブルフラワー(食用の花)を育てる庭)、ソーラーファーム、バイオジオフィルター(植物でできた水質濾過システム)、Wild Forest(野草の森)など、自然やエネルギーを感じることのできるポイントが多数!

自然にふれ、自然の力を知り、自然を感じ、地球を楽しむ。そんな場所。

参照:KURKKU FIELDS

 

HOTEL WHY/徳島・上勝町

ゼロ・ウェイスト(ゴミゼロ)なアクションを実践するホテル。

特に関連の強いSDGs:11、12、14

キーワード:ゴミゼロ、再利用

日本で初めて「ゼロ・ウェイスト」を宣言した徳島県の自治体「上勝町」、この町に住む人はごみを45種類に分別しています。

“HOTEL WHY”は、この活動のハブとなる「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」内に位置し、ゼロ・ウェイストアクションをコンセプトとし、宿泊を通じて上勝町の暮らしを体感し、日々のごみを見つめなおすヒントを探ることができます。

部屋には6分別したごみバスケットがあり、そのゴミをゴミステーションに持っていきます。スタッフさんと共にごみを資源へと変えていき、ごみについて知り、見つめ直す時間になること間違いなし。

参照:HOTEL WHY

 

カミツレの宿 八寿恵荘/長野・北安曇

まるで絵本。美しい緑、カミツレ、食材。

森の階段を登るとき、ワクワクが止められない。

特に関連の強いSDGs:12、15

キーワード:多様性、森

長野県北安曇にある「カミツレの宿」。コンセプトは「もうひとつのふるさとで、素の自分と向き合うひとときを」。

1982年、創業者の北條晴久さんは研究を重ね、有機栽培のカモミールから抽出したカミツレエキスの入浴剤「華密恋」をスタートさせ、7年後に自身の故郷でもある長野県北安曇郡池田町に、「華密恋の湯」が体感できる宿「八寿恵荘」をつくり、当地を「カミツレの里」と名付けました。

「里の散策マップで森の宝探し」「四季の散策ツアー」「薪割りと、かまど炊き」など、「里と暮らす」をキーワードに、さまざまな里体験プログラムも用意されています。

土や木にふれ、大地の恵みを味わい、五感を通して自然の力を体いっぱいに感じることで、すこやかな心や本来の自分を取り戻す。そんな時間を過ごせる場所。

参照:カミツレの宿

 

星野リゾート リゾナーレ那須/栃木・那須高原

特に関連の強いSDGs:2、15

キーワード:農業、森

栃木県那須高原にある「星野リゾート リゾナーレ那須」。童心に帰り、高原のアグリツーリズモ(農業観光)を楽しむことができます。

素材の旨みをダイレクトに感じるイタリア料理、眺めが全て異なる客室、那須の自然を遊び尽くすアクティビティ基地が揃っており、土や水の匂いを感じる滞在は発見やおもしろさをもたらします。

「お米の学校」「ファーマーズレッスン」「森のトレジャーハント」など数多くのアクティビティを楽しみことができ、星野リゾートならではの極上の時間を楽しめます。

参照:星野リゾート リゾナーレ那須

 

SEKAI HOTEL fuse/大阪・布施

まちごとホテル。

そんな、新しい宿泊体験。

特に関連の強いSDGs:11、12

キーワード:まち、再利用

大阪府の布施商店街にある「SEKAI HOTEL」。特徴的なのは、まち全体にフォーカスをあてた宿泊体験。ホテルとしての機能が、まちのいたるところに散りばめられています。

・大浴場の代わりに、地元感あふれる昔ながらの銭湯へ。

・朝食会場の代わりに、地元の人に愛されている喫茶店で朝食を。

・客室は、まちの空き家をリノベーションしており、まちの中に点在しています。

ただの宿泊ではなく、まちの一員になったかのような宿泊体験を楽しむことができる、特徴的な宿泊体験。

参照:SEKAI HOTEL

 

森吉山麓ゲストハウス「ORIYAMAKE」 /秋田

大自然ど真ん中。

根森田集落のマタギ宿。

特に関連の強いSDGs:2、12、15

キーワード:自然、動物、再利用

秋田県北秋田市にある「森吉山麓ゲストハウス「ORIYAMAKE」」。運営者様の祖父母のご自宅を改築されて再生した宿です。

日本を感じる宿に加え、ありがたいのはアクティビティの多さ。

秋田の文化を感じる内容をはじめ、マタギ・自然・地球を感じることのできる楽しみなプログラムの数々。下記の他にも多数のプログラムがありますので、ぜひ一度ご覧を!

参照:森吉山麓ゲストハウス「ORIYAMAKE」

 

むかし田舎体験 水車むら/静岡県藤枝

特に関連の強いSDGs:2、6、12、15

キーワード:自然、動物、再利用

水車むらは、昔ならではの「水車」が見られる宿泊施設です。自然にふれあい、自然に気づくキッカケを提供しており、薪割りや魚の捕まえたり、炊飯をしたり、五右衛門風呂を楽しんだりと、自然の中で、昔ながらの生活を楽しみたい場合にはもってこいの場所です。

水車を使った精米や、囲炉裏での調理など、普段の生活では見られないような昔ならではの生活の知恵に触れることができるので、今の当たり前な生活を振り返る良い時間にもなります。

水車むらの中には、水車はもちろんのこと、川、畑、茶工場などもあり、様々な自然や、自然を生かした生活の知恵に触れることができます。

目の前の無機質な生活から一転、自然に溢れた生活を体験したい方はぜひ訪れてみてください。

昔の田舎の暮らしには、自然への気付きがたくさんありました。
水を汲み、火をおこし、食事をする。それは生き物の命をいただくことで、自然との繋がりが人の暮らしそのものでした。山や川であそべば、匂いや音、小さい生き物の存在を全身で感じました。

むかし田舎体験 水車むらは、そんな現代の生活で忘れがちな自然との繋がりを体感していただける場です。
「古民家で、自分で感じて考えてあそぶ」ことを「むかし田舎体験」と名付け、各種体験プランをご提供します。

プラン体験中にはスタッフからの説明は最小限にして、お客様が思いおもいに「むかし田舎体験」を味わっていただけるように心がけています。特にお子さまの反応はたのもしく、何かに気付いた時の表情の変化は感動的です。

古民家が初めてでも全く心配はありません。滝ノ谷川の吊橋を渡って、ぜひむかし田舎体験 水車むらにお越しください。普段とは違う時間を過ごし、リフレッシュしていただければ幸いです。

参考:水車むら

 

SDGsを感じるサステナブル旅館に泊まる前後にやるべきこと

SDGs感じる、サステナブル旅館に泊まる前後にやりたいことを紹介します。

✔︎SDGs・サステナブル旅館の泊まる前後の取組み事項

宿泊前
SDGs関連の情報収集

宿泊後
日々の生活に落とし込み

宿泊前:SDGs関連の情報収集

SDGs感じる、サステナブル旅館への宿泊前にやっておきたいことは「SDGs関連の情報収集」です。

心理学のキーワードとして「カクテルパーティー効果」というものがあります。

カクテルパーティー効果とは?

多くの音の中から、自分が必要としている情報や重要な情報を無意識に選択することができる脳の働きのことをいいます。 これは1953年にイギリスの認知心理学者のコリン・チェリー によって提唱され、音声の選択的聴取、選択的注意とも呼ばれています。

医療法人社団 平成医会

人は、無意識に情報を選択する能力を持っているので、逆をいうと、自分の知っている内容に依存して、入ってくる情報を自然と選別してしまう特性を持っています。

せっかくの旅行、未知の体験がいっぱいのはずなので、多くの気づきを得られたお得ですよね。

そのために必要なことは視点を拡げておくことです。アンテナが多いほど、多くの情報を入れやすくなる(気づきやすくなる)ことができるようになります。

当サイトでは、SDGsに関するさまざまな情報をUPしているので、多角的に持続性を知り、1回の旅行で得られることを多くしておきましょう!

関連記事【完全ガイド】SDGsとは?初心者のための分かりやすい網羅書

 

宿泊後:日々の生活に落とし込み

SDGs感じる、サステナブル旅館への宿泊後にやっておきたいことは「日々の生活に落とし込み」です。

旅行を通して、素晴らしい知見や刺激、モチベーションを得られることだと思います。

しかし、得られた内容を日々に落とし込んであげないと、世の中は変わりません。そのために必要になることが、得られた知見を日々の生活の中で活用できないか考え、現状の少しでも変えてみることです。

例えば、

・ゴミの分別の大切さを学んだ
→家にゴミ分別ボックスをつくる

・自然の大切さ、素晴らしさを学んだ
→自然保護団体に寄付する、家庭内菜園など日頃から自然に触れられる時間をつくる

・SDGsの大切さを知った
→宿の情報をシェアし、自分と同じように持続性に興味を持つ人を増やす

こんな感じで、少しずつ現状を変えていくことが、持続的な未来に向けた重要なアクションになります。

関連記事:SDGs17とは?繋がりの問題と「パートナーシップで目標を達成しよう」のための目標

 

まとめ:サステナブル旅館に行って、SDGsを体感しよう!

本記事は「【体験型】厳選!一度は泊まってみたいSDGs・地球を感じるサステナブルな旅館」について紹介しました。

その旅館も素晴らしく、面白い活動を展開しているので、1つと限らず、さまざまな場所を体験してみてください。

また、当サイト内では、SDGsに関するさまざまな情報を発信しているので、持続可能な未来づくりに貢献したい場合にはぜひご参照ください!

 

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2020年台は、今後の地球の持続性における分水嶺であり、この数年のアクションの変化が、今後の地球の住みやすさに劇的な変化をもたらします。

SDGs・気候変動・環境問題などを参考に「持続可能な社会」の参考にして頂けたら嬉しいです。

 

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