【今日からできる!】SDGs11の目標達成に向けて私たちにできること

Sustty編集部がお届けするSDGs情報です。

マリモっち
SDGs11はまちづくり。
街は好きだし、持続可能にするためになにか取り組みたいけど、何をしたら良いんだろう?

こんな疑問に答えます。

この記事を書く私はサステナブルに興味がある研究者開発者です。地球の持続可能性を高めるためにさまざまな視点で活動を行い、次世代のモノづくりやソリューションを創っています。

結論から言うと、SDGs11の目標達成に向けて、私たちにできることのおすすめは以下の通りです。

✔︎SDGs11に対して私たちにできること

① 日ごろから災害に対する備え(備蓄品や避難経路の確認)をする

② 徒歩や自転車、カーシャアリングで移動する

③ 地域のワークショップやボランティア、募金活動に参加してみる

でも、せっかく取り組むなら「なんで取り組むのか?」「なんでそのアクションが良いのか?」ということも知っておきたいですよね。

そこで本記事では、SDGs11の背景などを含めて「【今日からできる!】SDGs11の目標達成に向けて私たちにできること」について紹介します。

SDGs11の目標達成に向けて、できることを知って、今日からの取り組みに繋げてもらえたら嬉しいです。

 

「SDGs11の私たちにできること」を考える前に知るべきこと

SDGsは「持続可能な開発目標」と定められているため、私たちにできることを考えるにあたって「持続性」に効果的かを考える必要があります。そのためにはSDGs11における「持続可能性」とは何か?ということを知っておくことが必要になりますので、始めに手短に紹介します。

 

SDGs11とは?

SDGs11とは「住み続けられるまちづくりを」というキャッチフレーズのもと、全ての人が安全・快適に暮らせる環境をつくることが目的になっています。

すでに世界の人口の約半分は都市に住んでおり、今後もその数は増加をつづけると言われています。そのような中、まちや都市や人間の住居を、包摂的、安全、強靭かつ持続可能にすることがSDGs11の目標としています。

詳細については次の記事で紹介します。

関連記事:SDGs11とは?「住み続けられるまちづくり」に関する持続可能な開発目標

 

SDGs11のターゲット

11-1 2030年までに、すべての人が、住むのに十分で安全な家に、安い値段で住むことができ、基本的なサービスが使えるようにし、都市の貧しい人びとが住む地域(スラム)の状況をよくする。
11-2 2030年までに、女性や子ども、障害のある人、お年寄りなど、弱い立場にある人びとが必要としていることを特によく考え、公共の交通手段を広げるなどして、すべての人が、安い値段で、安全に、持続可能な交通手段を使えるようにする。
11-3 2030年までに、だれも取り残さない持続可能なまちづくりをすすめる。すべての国で、だれもが参加できる形で持続可能なまちづくりを計画し実行できるような能力を高める。
11-4 世界の文化遺産や自然遺産を保護し、保っていくための努力を強化する。
11-5 2030年までに、貧しい人びとや、特に弱い立場にある人びとを守ることを考えて、水害などの災害によって命を失う人や被害を受ける人の数を大きく減らす。世界の国内総生産(GDP)に対して災害が直接もたらす経済的な損害を大きく減らす
11-6 2030年までに、大気の質やごみの処理などに特に注意をはらうなどして、都市に住む人(一人当たり)が環境に与える影響を減らす。
11-7 2030年までに、特に女性や子ども、お年寄りや障がいのある人などをふくめて、だれもが、安全で使いやすい緑地や公共の場所を使えるようにする。
11-a 国や地域の開発の計画を強化して、都市部とそのまわりの地域と農村部とが、経済的、社会的、環境的にうまくつながりあうことを支援する。
11-b 2020年までに、だれも取り残さず、資源を効率的に使い、気候変動への対策や災害への備えをすすめる総合的な政策や計画をつくり、実施する都市やまちの数を大きく増やす。「仙台防災枠組2015-2030」にしたがって、あらゆるレベルで災害のリスクの管理について定め、実施する。
11-c お金や技術の支援などによって、もっとも開発の遅れている国ぐにで、その国にある資材を使って、持続可能で災害にも強い建物をつくることを支援する。

 

 

「SDGs11の私たちにできること」の取り組みポイント

以上のことから、SDGs11に取り組むにあたっては上記に挙げられた7つのターゲットに効果的な取り組みができると、SDGs11の目標である「住み続けられる街づくりを」の達成への貢献度を高くすることができます。

そのため、次にこれらターゲットから導かれるSDGs 11の重要なポイントをおさえておきます。このポイントを踏まえたうえで具体的な取り組みの紹介につなげていきます。

✔︎SDGs 11の取り組みポイント

① 災害への備えはできているか?

② 交通手段は最適なものか?

③ 地域のまちづくりに参加しているか?

① 災害への備えはできているか?

第一のポイントは、災害に対する備えはできているか?という点です。

前回の記事でも紹介した通り、日本のSDGs11に関する課題に自然災害の多さがあります。地震、台風、洪水、土砂災害などによる被害が考えられますが、それを想定して自分たちで行える備えはできているでしょうか?

このポイントから一度、生活や周りのものを振り返ってみることがSDGs11に対するアクションとして重要です。

 

② 交通手段は最適なものか?

まちづくりに対して、移動手段は大切な要素の1つです。

通学や出勤時、買い物、遊びや旅行に行くとき等、私たちは日々移動をしています。その際の手段は最適なものになっているでしょうか?

何気なく利用している車やバイクはとても便利ですが、他にも可能な交通手段があるかも知れません。

 

③ 地域のまちづくりの取り組みをしっているか?

まちづくりの要素として、だれもが参加してよりよい形をつくっていくというポイントもあります。

これは直接活動に参加することから間接的な支援まで考えられます。

どのような取り組みがあるか、まずは知って、興味があるものがないかという点が第一歩になってきます。

 

SDGs11の私たちにできること

それでは上記の「ポイント」に注意しつつ、「SDGs 11の私たちにできること」を紹介します。

✔︎SDGs11に対して私たちにできること

① 日ごろから災害に対する備え(備蓄品や避難経路の確認)をする

② 徒歩や自転車、カーシャアリングで移動する

③ 地域のワークショップやボランティア、募金活動に参加してみる

① 日ごろから災害に対する備え(備蓄品や避難経路の確認)をする

SDGs11関連で私たちが貢献できる1つ目の活動は、日ごろから災害に対する備えをすることです。

ここまで述べてきたように「住み続けられるまち」には、大規模な災害が起きても対処できるという側面が含まれています。災害はいつ起きるかわかりません。一人一人にできることとして、緊急事態に備えて、飲料水や食料品を蓄えておくことが大切です。食料や飲料の備蓄の他に非常用持ち出しバッグを用意しておき、もしものときに備えておくことで、災害が発生しても対応できる強いまちの形成につながっていきます。

また、日ごろから避難経路や避難場所をよく確認しておくことも大切です。地域のハザードマップもチェックすることで防災に関する意識を高めることができます。地域によっては、防災訓練を行っているところもあります。ボランティアとして防災訓練に参加するなど、災害に対する正しい知識も身に付けるようにしましょう。

災害に対する備えとして、万が一災害が発生したときすぐに行動外に出られるようにしておくことが重要です。その際には、家族や友人、地域のコミュニティの間で有事の際に連絡する手段を確認しておくことも有効になってきます。

 

② 徒歩や自転車、カーシャアリングで移動する

SDGs11関連で私たちが貢献できる2つ目の活動は、徒歩や自転車、カーシャアリングで移動することです。

都市化にともなう環境問題や温室効果ガスの削減が課題となっている昨今では、エネルギーの消費が最も抑えれる徒歩や自転車での移動も、SDGs11に貢献する方法として見逃してはいけません。

世界で最もサステナブルな都市に選ばれたデンマークのコペンハーゲンでは、自転車専用のレーンが数多く存在し、また普通自転車や電気自転車のシャアリングも進んできます。また、スペインのバルセロナから始まった、「ビシブス(自転車バス)」というプロジェクトが世界で注目されています。

これは、車のいなくなった道路を子どもたちの一団が自転車で駆け抜けて投稿するもので、交通のグリーン化と健康増進を兼ねています。同様のプロジェクトはアイルランドの首都ダブリンなど他の都市でも実施されています。

さらに、交通のエネルギー消費を抑えるという意味では、自動車を利用したい場合にもカーシェアリングを検討してみるのもいいでしょう。

 

③ 地域のワークショップやボランティア、募金活動に参加してみる

SDGs11関連で私たちが貢献できる3つ目の活動は、地域のワークショップやボランティア、募金活動に参加してみることです。

安心して住み続けられるまちづくりには、地域内での連携やコミュニケーションも重要になってきます。

私たちにできることとして、例えば児童の登下校を見守るボランティアといった地元の治安を守るための活動などがあります。安心して児童が学校に通える地域は、私たちにとっても住みやすい環境と言えるでしょう。

他にも、清掃活動やリサイクル活動、運動会やお祭りなどのコミュニティ活動など、個人が参加できる活動はたくさんあります。これらに参加することで、豊かで活力あるまちづくりに大きく貢献してきます。

また、募金活動に参加することで、直接触れ合うことがなくても、まちづくりに貢献してくことも可能です。

 

SDGs11以外のSDGs達成に向けた私たちにできること

このほか、SDGsに特化したSNS「Sustty」では、様々なSDGsの具体例を紹介しています。

https://sustty.com

1人1人の影響は小さいかもしれませんが、みんなが取り組むと「チリも積もれば山となる」で、大きな影響になります。

ぜひこれらの活動を参考に、世界を持続可能にしていきましょう!

また、Sustty-noteのサイトでは、SDGsに関わる様々な情報を掲載しています。宜しければぜひご参考にしてください。

>【完全ガイド】SDGsとは

 

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